スタートが7時なので3時半に起きる。すぐにパスタを作って食べるも、加熱が不足してマズイものができてしまった(w。一回は家で調理して食べておけばよかった。
5時発のバスで登山ゲートまで行って、乗り換えてスタート地点へ向かう。まだまだ暗いが、到着したらすぐに明るくなってきた。ここで3年前にいっしょに出たクアラルンプールの人とも再会できた。
蛍みたいにちかちかするのがたくさん並んどる、と思ったらGPSだった。テレコムマレーシアの貸与品で、腕につけると会場にいながらランナーの居場所をチェックできるとのことだった。
荷物を預けてアップに入る。まだこちらではホニ(歩荷)ランが流行ってないらしく、結構な注目を受けてしもた。もっともすごいファッションは現地人に多く、片手にボトル、肩にポシェットという格好のまま走る人もいた。
マレーシアの伝統音楽に乗せてスタートする。最初は抑え目に、と思わなくても強烈な段差の階段でスピードは控えめになってしまう。普通なら格好でほんとに早い人か、最初だけの人かわかるけど、こちらじゃぜんぜんわからない。ポシェットに帽子といったカッコで恐ろしく早い現地人もいる(w
順位の入れ替わりが少なくなってくると、マークすべき人たちも見えてくる。しかし中盤でマークしたのはまさに右手にボトル、左側にポシェットをかけたジャージ姿のおばさんだった(w。でも早くて追いつけない(w
最初はそれほどじゃなかったが、だんだんと晴れてきてくっきりと山頂が見える個所が増えてきた。レース中とは言え完走は間違いないはずだし(?)、この機会を逃したら次はいついい景色を撮れるかわからないので、ついつい撮ってしまう。
森林限界を超えて岩盤地帯に入ると、そろそろ折り返しの時間が気になってくる。まだ1200m上昇しなきゃならないのに、前回の折り返しタイムに近くなっている(w。それでもタイムアウトまで猶予が1時間あるから落ち着いて登る。
すれ違うことのできる対面通行のために、知り合いとすれ違いまくりの撮影しまくり。ワタシも遅くなってるが、ほかの選手たちも暑さのためかちょいとスローダウンしてる模様。
4000mを超えたあたりで、目標のサミットがわかった。これまでは一目散に登ってたから風景を気にしなかったけど、今回はぐるっと回って山頂へ、というルートが見えた。それにしても山頂まで30分で登れるのか?
3時間半以内に折り返さなきゃならないところ、3時間18分で通過。目標が2時間半だっただけに、ちょいと落ち込んで下山開始。しかもレース中になってカメラのシステムエラーが頻発してミスショットすることが多くなる(w
得意技なところだけど、慎重になりすぎてスピードが出ない。大地にダイビングしていくかのような激坂の雲上の下りと、それに続く危険な階段を、なぜか安全第一に降りてまう。途中で追い越した仲間や地元のおばさんに抜かれてまう。
やっと本調子が出てきて、これまで2歩で通過していたところを1歩で進めるようになった。抜いていった人たちを再び抜き返す。アドレナリンが無駄に放出されるのを感じながら、スムーズに降りていく現地人をストライドで稼いで抜きまくる。
ティンポホンゲートには途中で引き返した現地人がたむろしていた。さすがにワタシのザックを見て歓声をあげて喜んでくれた模様(笑)。そこから舗装路になり、ゴールまでの4キロを15分で走りきった。
バフのゲートがないものの、立派な演出のゴールに入る。「大変なことに登山用の大型ザックでゴールしてますー」とアナウンスされた模様。みんなゴハンしてるので、ワタシも身繕いをしてゴハンの輪に入る。
しばらくして全員ゴールし、ゴハンも終わるとホテルへ戻る。撮影した写真を明日走るランナーに見せて予習をしてもらった。これでコースを知らずにペースが上がらなかったなんて言わせない(笑)
朝:マズマズパスタ、昼:簡単なマレーシアのビュッフェ、夜:マレーシアのビュッフェ、酒:タイガービールと黒霧島。
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